
所長
田中勝博
臨床心理士、芸術療法士Ⓡ、目白大学名誉教授
プロフィール
これまで、私は言葉だけでは届かない領域や心の内面の表現に関心を持ち、そのような領域に絵画療法を通して向き合ってきました。すいどうばし絵画療法研究所では、絵画療法を学びたい専門家が絵画療法を基礎から実践までを学べる場所として開設しました。
昨今の臨床心理学や精神医学のカリキュラムにおいて、絵画療法や投影法などを学べる場所や機会が少ない状況があります。このままでは徳田良仁先生、中井久夫先生、山中康裕先生、高江洲義英先生らが築きあげてきた日本独自の絵画療法の知見や技術が失われてしまうことが危惧されます。
絵画療法を学びたいという臨床家は実際には多いと思います。しかし、絵画療法を学べる場や絵画療法のスーパーヴァイズを受ける場が少ない現状があります。すいどうばし絵画療法研究所では、絵画療法を学ぶ意欲のある臨床家が満足できる絵画療法の知見と技術を提供します。
また、すいどうばし絵画療法研究のカウンセリングルームでは無理に話すことを求めません。対話に加えて必要に応じて絵を使ったアプローチを行い、言葉にならない心にも丁寧に向き合っていきます。カウンセリングでは、言葉にできない感情やどうしようもできない想いを無理に話す必要はありません。カウンセリングは「話せないこと」を尊重することが大切です。沈黙や迷いも、そのまま尊重したいと思っています。
学位
筑波大学大学院教育研究科カウンセリング専攻修了(教育学修士)
専門領域
絵画療法、芸術療法、人間学的心理療法、力動的心理療法
資格など
1.臨床心理士(第00411号)
2.日本芸術療法学会認定・芸術療法士Ⓡ(第000175号)
3.目白大学名誉教授
4.日本芸術療法学会理事(事務局長)
所属学会
1.日本芸術療法学会
2.日本心理臨床学会
受賞歴
1. 韓國美術治療學会より学会特別功労賞を授与(設立10周年記念大会)(2002年)
2.日本芸術療法学会より学会賞の授与(2017年)
略歴
今日までのカウンセリング経験は48年になります。
1.1978年~2001年 神奈川県心理職
神奈川県の心理職として、神奈川県中央児童相談所の12年間を筆頭に、厚木児童相談所、相模原児童相談所、神奈川県立ゆうかり園などの心理職を23年間務める。児童相談所時代、多くの児童虐待事例への介入や虐待を受けた子どもの心理療法を行い、不登校のカウンセリングや多くの学校コンサルテーションを行ってきた。
2.2001年~2023年 目白大学
目白大学で心理カウンセリング学科と臨床心理学専攻(大学院)の教授を22年間勤め、目白大学名誉教授の称号を得ている。目白大学心理カウンセリングセンターでは専門相談員として、学生相談室長、センター長&臨床心理相談室長(外来部門)を兼務しカウンセリングセンター長を10年ほど務め、青年期から成人の適応障害や自己愛障害、うつ病などさまざまなカウンセリングや絵画療法を行ってきた。
3.2001年~現在
(社福法人)児童養護施設・唐池学園スーパーヴァイザー
ときわカウンセリングオフィス顧問
4.2023年4月~2026年4月まで
(社福法人)滝乃川学園 相談支援センターみなも 臨床心理士
5.2026年6月より すいどうばし絵画療法研究所&カウンセリングルーム
すいどうばし絵画療法研究所&カウンセリングルームを開設し、絵画療法の研究および絵画療法の知識・技術の提供と普及を行う。より深く学びたい方には絵画療法やケースについてのスーパーヴァイズを提供する。カウンセリングの臨床実践も行う。
主な業績
著作(分担執筆)
1.カウンセリング・プロセス・ハンドブック.金子書房,2004.
Ⅲ部7章 ②絵画療法によるカウンセリングのプロセス
2.Handbook of Art Therapy.Guilford Publications,2011.
Chapter 11「Drawing and Storytelling as Psychotherapy with Children.(高田円 Urhausenとの共著)
翻訳(監訳)
被虐待児のアートセラピー -絵からきこえる子どものメッセージ-.金剛出版,2002.
論文
1.なぐりがきと〈ものがたり〉. 臨床描画研究Ⅶ,147~165頁.金剛出版.1992.
2.スクィグル法の実際. 臨床描画研究Ⅷ,19-34.金剛出版.1993.
3.卵画と洞窟画. 臨床描画研究Ⅹ,151-167・金剛出版.1995.
4.心理療法における道連れとしての描画法―描画療法における渾然一体化 について. 臨床描画研究22巻,2-11.北大路書房.2007.
5.卵画と洞窟画における描画後質問(PDI)の作成に関する研究. 目白大学心理学研究 8, 1-14.2012.
6.修正版 「今と将来」法の個別臨床場面導入へ向けた探索的研究.臨床描画研究,29,84-103.北大路書房.2014.(藤田彩恵子との共著)
7.橋画(Bridge Drawing)の描画特徴とその評価に関する研究.日本芸術療法学会誌 47(1), 71-79.2016.
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顧問
高江洲義英
いずみ病院理事長、芸術療法士Ⓡ、音楽療法士、精神保健指定医
日本芸術療法学会創設メンバー5人のうちの一人であり、日本における芸術療法のパイオニアで前日本芸術療法学会理事長。日本の精神病院において、いち早く精神科治療に絵画療法、音楽療法、心理劇、園芸療法などのさまざまな芸術療法を患者の治療に取り入れ、積極的に芸術療法の治療の実践と普及を行ってきた。沖縄に1985年に開設したいずみ病院は病院全体が芸術療法の玉手箱のように構築されており、世界中から多くの見学者が訪れている。50年以上のキャリアの中で多くの芸術療法家を育て、日本の芸術療法のバックボーン的存在。
略歴
1971年 東京医科歯科大学医学部卒業。東京医科歯科大学神経精神医学教 室にて研修
1979年 獨協医科大学精神神経医学教室講師
1985年 医療法人和泉会いずみ病院設立(いずみ病院院長)
2006年 東京農業大学客員教授(前東京農業大学教授)
受賞歴
日本芸術療法学会学会賞受賞(1995年)
沖縄文化協会賞(仲原善忠賞)受賞(2000年)
日本文化デザイン大賞受賞(2003年)
瑞宝小紋章受賞(2024年)
主な学会役職歴
前・日本芸術療法学会理事長(理事)
元・日本園芸療法学会理事長
日本音楽療法学会評議員
いずみ病院理事長
著書
1.大森健一, 高江洲義英編著『精神分裂病 : その理解と接し方』日本文化科学社 1983.2.大森健一, 高江洲義英, 徳田良仁編『芸術療法の諸技法とその適応決定』星和書店 1981.(芸術療法講座 / 徳田良仁, 武正健一共編)
3.高江洲義英, 入江茂編『コラージュ療法・造形療法』岩崎学術出版社 2004.(芸術療法実践講座 / 飯森眞喜雄編 3)
4.浅野房世、高江洲義英『生きられる癒しの風景 ?園芸療法からミリューセラピーへ』人文書院、2008.
(論文多数)
翻訳
芸術療法入門(ジャン=ピエール、クライン著(共訳)白水社クセジュ文庫,2004年.
