
すいどうばし絵画療法研究所ができあがり、家具が整いようやく落ち着いた7月24日に、目白大学で心理カウンセリング学科の仕事を共にしていた3人の先生がたが研究所の開設祝いにやって来てくれました。
やってきてくれた先生方は、小池眞規子先生と沢崎達夫先生、そして小野寺敦子先生の3人です。専門領域は違いますが、それぞれ心理学の専門領域では名の馳せた先生たちです。
小池先生は、日本の癌の緩和医療における心理ケアのパイオニアです。小池先生は1992年に国立がん研究センター東病院に勤務されてから、ずっと終末期医療の心理ケアの研究に携わってこられ、多くの癌で苦しむ患者さんたちを支えてこられてきました。また、小池先生は日本初の夜間大学院が筑波大学に設置されたときの同じ一期生で同期生です。大学院時代を共にしたよしみもあり、私が絵画療法研究所を開設することを先生は早くに報告しており、とても喜んでくれました。
沢崎先生はカウンセリング、特にアサーションの研究で有名です。目白大学でご一緒するまでは知らなかったのですが、恩師の関係ですごく縁がある方だったのです。大学院の指導教官が原野広太郎先生で同じだっただけではなく、目白大学に来た経過も真仁田昭先生の薫陶を受けてのことも同じでした。性格も考え方も行動もお互いに違うのですが、やはり久しぶりにお目にかかって話をすると同門なのだと感じざるを得ません。
小野寺敦子先生は、目白大学で初めてお目にかかった先生ですが、発達心理学者として著名な方です。退職をされてもやはり発達に携わる仕事をされていて、ASD(自閉症スペクトラム障害)やADHD(注意欠陥多動障害)などの発達障害をもつ子どものたちを支援する児童発達支援施設を運営されています。発達障害をもつ子どもたちも絵が好きなので絵画療法にも関心があると話されていました。
先生方にお祝いに花束とシャンパンを持って来ていただき、目白大学時代のことや現在のことなどをあれこれ話すうちに3時間があっという間にたってしまいました。沢崎先生はアサーションの研修会の講師を引き受けるぐらいで悠々自適の生活で好きなことをやっていくとのことで、歌がお好きなので地元の合奏団に所属して、ベートーベンの第九をドイツ語で毎週練習しているとのことでした。小池先生はどうやらご夫婦で農業をされているようで、ラズベリージャムの瓶づめをプレゼントにいただきました。
沢崎先生は茨城の奥深くから、小池先生も神奈川の遠くから、小野寺先生は都内で近くだったのですが、同じ学問を共にした仲間が訪ねて来てくれるということは本当に嬉しいことであり、楽しいひとときを与えてもらいました。3人の先生方に感謝します。古来より、「朋あり遠方より来たるまた楽しからずや」と言われていますが、学びを共にした仲間と久しぶりに出会えると言うことはほんとうに嬉しいものです。
